アルコールの摂り過ぎが前頭葉を萎縮させる?

アルコールの摂り過ぎが前頭葉を萎縮させる?

アルコールの脳に対する影響は昔からよく研究されてきました。有名な話ですが、有害物質を弾き必要な物質のみを脳血管内へ通す血液脳関門はアルコールを通過させます。

 

そのためアルコールは酔いという症状を引き起こすのであり、脳に直接届けられる以上は脳に何らかの影響を与えることも当然予測されることです。そして具体的なアルコールの脳への影響として、脳の萎縮があります。

 

アルコール依存症患者のほとんどに脳の萎縮が見られるように、アルコール摂取過剰と脳の萎縮は非常に強い関連性があります。

 

そもそも酔いという状態はアルコールが脳を部分的に麻痺させていることによる結果であり、特に理性などをもって自分の行動を制御している前頭葉がアルコールで麻痺することにより、いわば足かせが外れて開放感を感じるのです。しかしこの時少なからず脳を変性させており、萎縮というより正確には脳を溶かしているのです。

 

脳の機能維持には血流が重要であり、少量のアルコールは血流を改善するために、「アルコールは適量ならば脳にいい」と言った話があります。またストレス解消法としてのメリットがいわれることもあります。しかし、血流改善もストレス解消もお酒を飲むことでしかできないわけではありません。

 

アルコールが脳の萎縮を引き起こすためのしきい値というのは無く、飲めば飲んだ分だけ脳が萎縮することになります。耳当たりのいい言説をアルコールの言い訳とせず、可能な限りアルコールの摂取を控えるべきです。

 

前頭葉の萎縮を進行させないために活性化に効果的な栄養を補給することも重要です。